用途が、『工務店』のオフィスという事もあり、工務店が普段使用している木材や石などの良質な素材を間接照明で、やわらかな表情で演出したいと思いました。
エントランス正面は、檜のルーバーなので、檜の香りをも演出の役割を担っています。ルーバーの隙間からは、来客の気配を感じ、通風効果もあります。
会議室の壁は、半透明の可動間仕切となっているので、壁を閉じている状態でも光がふりそそぎます。壁は、可動式なので、会議の用途に応じて、空間のサイズを自由に可変できます。床は、大谷石です。御影石とは異なり、柔らかい石なので、歩行しても疲れにくいのが特徴です。
仕事の環境は、非常に大事です。毎日の事なので。働く人と来客者が少しでも、この空間で快適に仕事をして頂ければ幸いです。